ここではMacでPythonとVSCodeをインストールする方法を解説します。
Pythonのインストール
まずはターミナルを開きます。
Commandキーを押しながら、spaceキーを押すと、Spotlight検索のバーが出るのでそこに「terminal」と入力して、Enterを押します。すると、ターミナルが起動します。

1. gccのインストール
ターミナルを起動したらまずは「gcc」と入力してEnterを押してください。
画像のようなポップアップウィンドウが表示されたらインストールボタンを押してgccをインストールしてください。

下記のようにエラーが出た場合はすでにgccはインストールされているので次に進んでください。

2. Homebrewのインストール
gccのインストールが完了したら次はHomebrewをインストールします。Homebrewというのは、macのターミナル上でPythonのようなソフトウェアのインストールと管理を簡単に行えるようにするものです。
以下のリンクからHomebrewのインストールページへ飛んでください。
「インストール」と書いてある下のコードをコピーしてください。右のチェックボックスを押せばコピーができます。

次にターミナルに移動して、コピーしたものを貼り付けてEnterで実行してください。
インストールの途中で下記のように続けるかどうか聞かれたらEnterを押してインストールを続行してください。インストールには少し時間がかかります。

3. Pythonのインストール
Homebrewのインストールが完了したらbrewコマンドが使えるようになっているので、brewコマンドを使ってPythonをインストールしましょう。以下のコマンドをターミナルに入力してEnterで実行してください。Pythonのインストールが始まります。
brew install python3
実行が完了したらPythonがインストールできてるか確認しましょう。以下のコマンドを実行してください。
python3 --version
下記画像のようにPythonのバージョンが表示されていれば問題ありません。ここではPython3.12をインストールしました。

VSCodeのインストール
それでは次にVisual Studio Code(VSCode)をインストールしていきましょう。
1. Visual Studio Codeのインストール
この記事ではVisual Studio Codeをインストールします。VSCodeは実際に私たちがプログラムを書いていくところです。
以下のリンクをクリックして、右側にあるMac版のVSCodeをダウンロードしてください。

ダウンロードが完了したらFinderで「ダウンロード」に移動してください。以下のようなVSCodeのzipファイルがダウンロードされてると思うので、このファイルをダブルクリックして解凍してください。

解凍したらドラック&ドロップでVSCodeを「アプリケーション」フォルダに移動してください。

「アプリケーション」にVSCodeが追加されているのでダブルクリックしてVSCodeを開いてください。いくつかの設定を行なっていきます。
2. Visual Studio Codeの設定
初期の設定では、VSCodeはすべて英語になっているはずなのでまずは日本語に設定を変更しましょう。英語でも問題ない方はこの設定はしなくて構いません。
左端の一番下にあるブロックのようなアイコンをクリックしてください。これはVSCodeの拡張機能を表すアイコンです。

上の検索窓に「japanese」と入力します。一番上に地球儀のマークでJapasene language packというのが出てくるのでこれをインストールします。

インストールすると右下にRestartするように出てくるので「Change Language and Restart」クリックして、Visual Studio Codeを再起動してください。

再度VSCodeが起動するとすべて日本語になっていることが確認できます。

もう1つPythonの拡張機能をインストールしましょう。この拡張機能をインストールしておくと、コード補完などVSCodeがPythonコードを書くのを手助けしてくれます。
もう一度拡張機能のタブを開いて、今度は「python」と入力してください。結果の一番上に出てきたPythonをインストールします。

インストールが完了したらMacでのPythonの環境構築はすべて完了です。
実際にフォルダをVSCodeで開いてみましょう。フォルダを適当な場所に作成して、下記画像のように左上のアイコンを押して「フォルダーを開く」ボタンを押してください。

作成したフォルダを選択するとVSCode上でフォルダが開きます。ここではpython_courseというフォルダを開いています。

フォルダ名の上にカーソルを持っていくと、4つのアイコンが表示されます。一番左のアイコンがファイルを作成するアイコンなので、これをクリックしてscript.pyという名前のPythonファイルを作成します。


これでpython_courseフォルダの中にscript.pyというPythonファイルが作成されました。右側のウィンドウ(カーソルが点滅している箇所)が今編集しているファイルです。ここに実際のPythonプログラムを記述していきます。